Author Archives: 緒方紀郎

3月25日「大津町立野ダムを考える会」が発足

3月25日、「大津町立野ダムを考える会」の発足会が大津町交流会館でありました。まず、つる詳子さん(自然観察指導員熊本県連絡会会長)による記念講演「荒瀬ダム撤去:よみがえる球磨川」があり、荒瀬ダム建設で何が起こり、また日本初のダム撤去で球磨川と地域がどう変わろうとしているかの話がありました。その後、会則や代表者・事務局の選任、今後の行動計画などが承認され、発会となりました。流域では、8つ目の団体となりました。今後も各地域で、立野ダム問題を考える団体が広がっていきそうです。

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3月23日 「白川・渡鹿の会」他が熊本市長申入れ

立野ダム建設に不安を抱く熊本市内の「白川・渡鹿の会」や「白川の安全と立野ダムを考える北区の会」など4団体は3月23日、市主催の住民説明会を開催するよう大西一史市長に要請しました。要請書では住民の生命と財産に関わる大きな問題ながら、同ダム計画について詳しい説明を聞き、意見を述べる機会がなかったとして「最大受益地」とされる熊本市で説明会を開くよう求めています。

流域連絡会熊本市申入れ2018,3,23

 

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3月5日、国交省宛「立野ダム建設に関する説明を求める要請書」を提出しました。

来る4月20日(金)19時より、パレア会議室1(熊本市・鶴屋東館9階)にて、熊本地震2周年「立野ダムを考える集会」(仮称)を開きます。
そこで、同集会で国土交通省担当者の出席と、立野ダム建設に関する説明を要請する文書を、本日午前11時に国交省立野ダム工事事務所に提出しました。回答の有無や、集会の詳細などは、後日お知らせします。

PDFファイルです↓

国交出席要請2018.3.5

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2月24日「白川の安全と立野ダムを考える流域住民連絡会」が発足

2月24日、熊本市民会館で「白川の安全と立野ダムを考える流域住民連絡会」が発足しました。白川の安全を守るために、いろんな立場を超えて、白川流域の住民がつながりあい、交流し、力を合わせるための会です。約70名の各地域からの住民参加でした。南阿蘇村から熊本市まで、白川流域の各地域から力強いご発言をいただきました。

新聞記事です。

チラシです。

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1月12日、立野ダム問題の国交省九州地方整備局(福岡市)交渉に国会議員ら同行

1月12日、立野ダム問題の国土交通省九州地方整備局(福岡市)交渉に2名の国会議員、3名の熊本県議会議員、3名の熊本市議会議員に同行いただきました。
●国会議員 矢上雅義(立憲民主党、九州比例)、田村貴昭(共産党、九州比例)
●熊本県議 岩中伸司、岩田智子、山本伸裕
●熊本市議 田上辰也、村上博、山部洋史
●住民 中島康ほか

事前に提出した9通目の公開質問状は、現地見学会や国交省ホームページを見て、その上で質問しているのに、ホームページを印刷して渡すという無礼な対応で、結果ゼロ回答でした。

立野ダム事業に関する公開質問状(その9)→公開質問状9九地整2018.1.12

本日の交渉の模様(YouTube)↓

国土交通省は昨年10月26日に立野ダム本体工事の入札を公告、2月1日に開札し、ダム本体着工に取り掛かろうとしていますが、これまで住民の公開質問状に一切答えてきませんでした。そのような中、国会議員が同席して初めて「回答」する形をとったものの、ホームページに掲載されている内容を述べるに過ぎない実質「ゼロ回答」で、消化不良のまま交渉は打ち切られました。交渉に参加された皆さん、お疲れさまでした。

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阿蘇ジオパーク保全を求める要請文を世界ジオパークに送付

阿蘇地域は2014年9月、世界ジオパークに認定されました。ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。ジオパークの見どころとなる場所を「ジオサイト」に指定して、多くの人が将来にわたって地域の魅力を知り、利用できるよう保護を行います。立野ダムが建設されようとしている立野峡谷も、重要なジオサイトの1つです。

2018年に実施される4年に一度の再認定審査において、阿蘇ジオパークのジオサイト・立野峡谷の地質遺産をはじめとする自然と環境の破壊の実態をぜひ調査していただき、ジオパークの理念に基づいて、厳正な判断を示していただきますようお願いした要請文を、世界ジオパーク、日本ジオパーク、阿蘇ジオパークに送付しました。以下、要請文(英文)と、その和訳(本文)です。

【英文】ユネスコ宛ジオパーク申し入れ2017.12

【和訳】ユネスコ宛ジオパーク申し入れ2017.12

12月25日、要請文を送付したことについて、県政記者室で記者会見を行いました。

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熊日連載「再検証 立野ダム」4回目は「情報隠し」

熊日連載「再検証 立野ダム」4回目は、「情報隠し」です。立野ダムに関し、事業者である国交省は、住民からの疑問や質問に全く答えようとせず「ホームページを見ろ」としかいいません。国交省のホームページに掲載されている点を質問しているのに、ホームページを見ろというわけです。立野ダム事業の説明会も全く開きません。もし国交省が「立野ダムが地域のため、未来のため、子供たちのために必要」と考えているのならば、堂々と質問に答え、説明すればいいのです。住民が知らないうちに、というか知らせぬままに、私たちの税金を使って、不要なものを、未来に害を与えるものをつくろうとしているのです。

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熊日連載「再検証 立野ダム」3回目「環境保全に懸念」

熊日連載「再検証 立野ダム」3回目は、「環境保全に懸念」です。記事では柱状節理の破壊と北向山原始林の事だけですが、他にも穴あきダムの上流に大量の土砂や岩石、火山灰等がたまり、立野峡谷の環境を変えてしまう点。反対に下流への土砂や礫、岩石などの供給が止まり、有明海までの環境を変えてしまう点。濁水の長期化。何よりも、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区に建設される点など、挙げたらきりがありません。破壊された柱状節理、立野ダム本体予定地右岸の柱状節理、位置図も含め添付します。

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12月22日 熊日「再検証 立野ダム」2回目は「堤防強化で十分」

本日の熊本日日新聞「再検証 立野ダム」2回目は、「堤防強化で十分」です。近年の改修で、白川の流下能力は大幅に増えています。弓削橋地点(12月16日撮影)では、60mだった川幅が100mと広がり、熊本県が公表した流下能力算定表によると毎秒1320トンだった流下能力が、改修後は3975トンも流れるようになります。一方で立野ダムは、国交省の言うように「流木等でダムの穴がふさがらずに機能した」としても、毎秒200トンの洪水調節能力しかありません。記事で「立野ダムで3400トンのうち400トンをカットする」とありますが、正しくは「黒川流域の遊水地と立野ダムなどの洪水調節施設で400トンを調節する」です。

以下は、12月16日に弓削橋科の上から下流の改修の状況を撮影した写真です。奥は弓削神社対岸のゴルフ練習場です。驚くほど川幅が広がっています。

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12月21日より熊本日日新聞で連載「再検証 立野ダム」

本日より熊本日日新聞で「再検証 立野ダム」という連載が始まりました。今日は立野ダムの穴(幅5m×高さ5m)がふさがるか、という点を、国交省と住民側の両論併記のような形で取り上げています。

国交省の「模型実験」では、流木のかわりに乾いたツマヨウジが使用されています。水位が上がるとツマヨウジが浮くのは当然です。しかし実際の洪水で流れる流木には枝葉がついたり曲がったりしており、水を含んで比重も重くなっています。さらに穴の上流側はすき間20㎝のスクリーンでおおわれます。そのすき間に枝葉や曲がった様々な大きさの流木が食い込んだらどうなるのか?7月の朝倉市での豪雨では少なくとも36万?の流木が発生しているのに、ダムの上流に計画されるスリットダムでは1万?程度の流木にしか対応できません。ダムの穴が流木でふさがったならば、洪水調節できなくなるのは明らかです。このような質問に国交省が全く回答しないのは、なぜでしょう?

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