Author Archives: 緒方紀郎

白川の水位激減の理由は?

白川の水位が激減しています。写真は、昨日撮影した熊本市の大甲橋から見た上流側と下流側の写真です。3枚目は普段の上流側の写真です。少雨と田植えの農業用水取水のためだと思います。熊本地震で崩壊した立野峡谷から流れてきた火山灰などが川底に大量に堆積していることがよくわかります。そのあたりのメカニズムは、6月16日にパレア会議室1(鶴屋東館9階)で開きます、九州北部豪雨7周年シンポジウム「大丈夫なの?白川上流に穴あきダム 再考・立野ダム建設」での中島 熙八郎先生(熊本県立大学名誉教授 京大論工博)の講演で明らかにされると思います。是非ご参加ください!

↑普段の大甲橋から見た上流側

白川の水位激減の理由は? はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

会報クマタカ21号を発行しました

会報クマタカ21号を5月28日に発送しました。会員、協力者、関係者、最近の集会にご参加いただいた皆様方には本日より届くと思いますので、どうぞお読みください。会員になっていただける方は、ご連絡いただければ会費振替用紙(年会費1000円)と会報をお送りいたします。

編集していて、立野ダム予備調査開始から今年でちょうど50年であることに気づきました。50年前とは社会情勢も価値観も大きく変わっているにもかかわらず、化石のような計画だけを押し通す国交省の官僚たち。未来のために絶対ストップさせなければなりません!これまでのバックナンバーは、「会報クマタカ」のページで見ることができます。

↓全4ページのPDFファイルです。

立野会報クマタカ21号2019.5.28

 

 

会報クマタカ21号を発行しました はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

再考・立野ダム建設 6月16日(日)午後6時より

みなさまへ
下記集会に是非ご参加ください!
チラシを添付しました。
あちこちに呼び掛けていただければ幸いです。
=================
九州北部豪雨7周年シンポジウム
大丈夫なの?白川上流に穴あきダム
再考・立野ダム建設
●日時 6月16日(日)午後6時開会
●場所? パレア会議室1(鶴屋東館9階)
●講師 中島 熙八郎氏(熊本県立大学名誉教授 京大論工博)
講演:私たちの上流に実験的制御責任放棄の首縊りダム=立野ダムの建設はお断り!

■問合せ 090-2505-3880中島

ごあいさつ
2012年7月12日の九州北部豪雨から7年が経とうとしています。その後の大規模な河川改修で、白川は大洪水でもあふれない川になりました。ところが国土交通省は白川の上流に、巨大な立野ダムを建設しています。
立野ダムは、ゲートのない「穴あきダム」です。近年、「想定外」の豪雨災害が頻発しています。ダムによる洪水調節は、「想定外」の降雨ではダムが満水になってしまい、全く対応できません。人為的なダムの操作(ゲートの開閉)ができない「穴あきダム」ではなおさらお手上げ状態で、流木等でダムの穴がふさがった場合はさらに危険な状況になるのは明らかです。「穴あきダム」は、設置者の洪水を制御する責任を放棄した方式だと言わざるを得ません。
今回は、熊本県立大学名誉教授の中島熙八郎先生(京大論工博)をお招きし、県民にとって立野ダムは一体どのようなダムなのか、改めて考えたいと思います。是非ご参加ください。

再考・立野ダム建設 6月16日(日)午後6時より はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

12月9日 前滋賀県知事の嘉田由紀子氏講演に300人が参加

12月9日(日)、前滋賀県知事の嘉田由紀子さんが立野ダム予定地現地を視察された後、大津町で講演されました。参加者は300名でしたことをご報告します。講演もシンポジウムも、とても充実した内容でした。講演内容等は追ってホームページなどで公開します。

以下、講演の状況です。

現地からの報告(プレゼン・PDFファイル)です↓

大津集会・現地からの報告2018.1209

12月9日 前滋賀県知事の嘉田由紀子氏講演に300人が参加 はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

12月9日(日)14:30より嘉田由紀子さんが大津町で講演

明日、12月9日(日)14:30より、前滋賀県知事の嘉田由紀子さんが立野ダム予定地を視察された後、大津町で講演されます。是非ご参加ください!まわりの人を1人でも連れてきてください!チラシと本日の熊日新聞記事を添付します。

ダム災害と流域の安全なまちづくり
~立野ダムは災害をひき起こす~
●日時:2018年12月9日(日)午後2時半 開会
●場所:大津町文化ホール 菊池郡大津町引水62
●入場無料
●講師:嘉田 由紀子氏(前滋賀県知事)
講演「水害多発時代の安全な流域社会づくり~滋賀県と近畿の経験から~」
共催? 大津町立野ダムを考える会 白川の安全と立野ダムを考える流域住民連絡会ほか

12月9日(日)14:30より嘉田由紀子さんが大津町で講演 はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

12月9日 嘉田 由紀子氏(前滋賀県知事)が大津町で講演

12月9日(日)14:30
ダム災害と流域の安全なまちづくり~立野ダムは災害をひき起こす~
場所:大津町文化ホール 菊池郡大津町引水62
講師:嘉田 由紀子氏(前滋賀県知事)
講演「水害多発時代の安全な流域社会づくり~滋賀県と近畿の経験から~」
共催? 大津町立野ダムを考える会 ほか

ごあいさつ
今年7月、記録的な豪雨により西日本各地で大変な被害が発生しました。私たちは、ダムの緊急放流によるダム下流の急激な洪水水位の上昇で被災した愛媛県肱川や、小田川の堤防決壊により街中が浸水した倉敷市真備町などを現地調査し、なぜ住民の命を守ることができなかったのか検証しました。
今回は、前滋賀県知事の嘉田由紀子さんをお招きし、西日本豪雨災害や、知事として取り組まれた総合治水、そして流域の安全なまちづくりの今日的意義について考えたいと思います。是非ご参加ください。

チラシPDF版裏面あり→1209大津町集会ビラ

12月9日 嘉田 由紀子氏(前滋賀県知事)が大津町で講演 はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

10月23日菊陽町で 24日熊本市で立野ダム問題学習会

10月23日(火)18:30
立野ダム問題学習会
場所:菊陽中央公民館(菊陽町役場前)1階会議室
主催:白川の安全と立野ダムを考える菊陽の会

10月24日(水)18:30
学習会 危険な立野ダムは建設中止を!
場所:県民交流館パレア会議室1
主催:いのちとくらし・平和を守る熊本ネットワーク

10月23日菊陽町で 24日熊本市で立野ダム問題学習会 はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

9月15日(土)18:30 西日本豪雨被害を検証する ~もう、「想定外」では許されない!~

みなさまへ
下記学習会に是非ご参加ください。

西日本豪雨被害を検証する? ~もう、「想定外」では許されない!~
●日時 2018年9月15日(土)18:30開会
●場所 パレア会議室8(鶴屋東館10階)熊本市中央区手取本町8-9
●内容 愛媛肱川、倉敷市真備町 被災現地視察報告 現状の治水対策の問題点と抜本的な見直しへの提言…
●講師 中島 熙八郎氏(熊本県立大学名誉教授)
●資料代 500円
●主催 子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会(080-3999-9928土森)

ごあいさつ
記録的な豪雨により、西日本各地で大変な被害が発生しました。私たちは、小田川の堤防決壊により街中が浸水した倉敷市真備町や、ダムの緊急放流によるダム下流の急激な洪水水位の上昇で被災した愛媛県肱川などを現地調査し、なぜ住民の命を守ることができなかったのか検証しました。
これまで行政は、計画規模以上の災害の場合、「想定外」ということで責任を逃れてきました。ところが近年、異常気象で「想定外」の災害がひんぱんに起こるようになり、「想定外」が想定外ではなくなりました。今回のような大災害が今後も頻発することが十分に予想されます。住民の命を守るには何が必要なのか、みんなで考えたいと思います。是非ご参加ください。

 

9月15日(土)18:30 西日本豪雨被害を検証する ~もう、「想定外」では許されない!~ はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

9月2日(日)14:00より第22回川辺川現地調査

9月2日(日)14:00より、第22回川辺川現地調査「川辺川ダム・利水事業を止めた住民の力」が人吉市 東西コミュニティセンター(人吉市城本町1088)2階会議室で開催されます。今回は、川辺川ダム問題のほかにも、西日本豪雨災害のダム放流による甚大な被害なども取り上げます。是非ご参加ください。

9月2日(日)14:00より第22回川辺川現地調査 はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類

8月8日 高梁川の河本ダム+呉の野呂川ダムの現地調査

小田川を調査した翌日、高梁川本川を河口から新見市の河本ダムまで、洪水痕跡を見ながらさかのぼりました。高梁川が支流の成羽川(上流に発電用の新成羽ダムがある)との合流するすぐ下流の、備中広瀬駅周辺が、国道が2m~3m程度浸水していて驚きました。大きな看板も押し流されて倒れていました。

↑備中広瀬駅周辺

報道プライムサンデー 2018/7/15(日)放送 「もう放流はしないでくれ」水没の街にみたダム行政の”限界”、という番組で、高梁市の浸水は上流の河本ダムの放流が原因ではないのか、との報道があり、気になっていたのですが、高梁市より上流の本川は、国道が水没した痕跡は確認できませんでした。

河本ダム直下の高梁川支流沿いの家屋なども浸水した痕跡は確認できず、河本ダムよりは成羽川の増水が高梁川本川の増水につながったのではないか、と感じました。新成羽ダムの放流を検証する必要があると思います。合流点から成羽川方面は残念ながら見る時間がありませんでした。

↑河本ダム直下流

その後、広島県呉市の「流入量より多く放流した」との報道もあった野呂川ダムを見に行きました。野呂川ダムを見て驚いたのが、ダムの上流も下流も、至る所土砂崩壊で、ダムへの道は上流も下流も何か所も寸断され、被災後1か月たってようやく通れるようになったばかりという状況でした。崩壊しているのは「まさ土」で、乾くとカチカチになり、ホコリになると粉みたいな小さな粒子が舞い上がり、すごいものでした。

↑野呂川ダム上流の土砂崩壊現場

ダム事務所にいた人は多分ずっと何日も帰れなかったでしょう。電話線とかも大丈夫だったのかなという感じで、ダム操作以前に、これでは連絡することも難しかったのではと思いました。ダム本体の数十メートル上流(右岸)も土砂崩壊していました。

↑野呂川ダム本体と土砂崩壊現場

野呂川ダム直下流の集落の人に話を聞きましたが、「ダムが危ない」という知り合いからの電話で自分は避難したが、避難しなかった人も多かった、とのことでした。しかし、集落にある野呂川の橋を濁流は越えなかったようでしたから、「野呂川ダムの放流が被害を拡大した」ということではないのかな?という感想です。それ以前に、土砂崩壊のひどさに驚愕です。

↑野呂川ダム直下流の集落の橋

野呂川河口部の呉市安浦町は、街中が床上浸水状態で、それはひどいものでした。ここは何本も小規模の川が海に注いでいますが、川の増水と、吉浦町周辺の土砂崩れが原因なのかな、と思いました。(おわり)

↑呉市安浦町

8月8日 高梁川の河本ダム+呉の野呂川ダムの現地調査 はコメントを受け付けていません

Filed under 未分類