緒方です。
熊本市議会の平成24年第1回定例会で、
田上辰也議員(市民連合)が、
立野ダム問題について質問を行います。
2月29日(水)10時、熊本市議会棟5階 です。
多数の傍聴をお願いします。
緒方です。
熊本市議会の平成24年第1回定例会で、
田上辰也議員(市民連合)が、
立野ダム問題について質問を行います。
2月29日(水)10時、熊本市議会棟5階 です。
多数の傍聴をお願いします。
緒方です。
立野ダムの総事業費は、平成23年度評価で、当初予算の2倍以上の905億円に膨れ上がりました。
その、立野ダムの総事業費の3割は、熊本県が負担することになります。
(河川法第三章の第59条と第60条参照)
つまり、熊本県の負担額は905億円の3割、271.5億円ということになります。
熊本県民を180万人とすると、271億÷180万人=15000円の負担となります。
4人家族とすると、15000×4=6万円の負担です。
つまり、阿蘇のじいちゃんも、天草の赤ちゃんも、人吉の小学生も、
熊本に住んでいるかぎり1人当たり1万5000円を立野ダムに支払うわけです。
熊本県民は4人家族で、
6万円を立野ダムに支払うことになるのです。
このまま立野ダムが建設されるとなると、
905億円で収まるわけがありません。
川辺川ダムでは、当初予算の350億円が、
2650億円になり、4400億円になっても、
完成の目処すらつかなかったのですから。
「小さく生んで大きく育てる」のがダム事業のセオリーです。
喜ぶのは官僚とダム屋さんだけです。
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緒方紀郎
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2/25up:立野ダムの総事業費は、平成23年度評価で、当初予算の2倍以上の905億円に膨れ上がりました。 はコメントを受け付けていません
Filed under コラム
緒方です。
参加団体名を「立野ダム中止の会」で登録した
熊本城マラソンですが、
とても面白かったです。
目標の4時間台で完走できました。
熊本を盛り上げる、とてもよいイベントだと思いました。
ゴールで大会会長の幸山市長がいたら、
「立野ダム中止」を要請しようと思っていたのですが、
それだけはかないませんでした。
2/21up: 熊本城マラソンに参加。4時間台で完走! はコメントを受け付けていません
Filed under 活動報告
緒方です。
昨日、高森町でのジオパーク会議に参加しました。
講師の渡辺一徳先生(火山地質学)や、
阿蘇ジオパーク推進協議会の方のお話が聞けて、大変有意義でした。
ジオパークとは、火山・地質遺産+自然や文化的な遺産のことであり、
阿蘇ジオパークは来年秋頃「世界ジオパーク」認定を目指しているとのこと。
渡辺先生の講演の後で、立野ダムについての質疑もありました。
立野ダム水没予定地の中に、
北向谷原生林、立野峡谷、鮎返りの滝、数鹿流ケ滝、立野溶岩、
黒川橋(明治33年完成の巨大石橋)、白川第一橋梁(昭和2年完成の土木遺産の鉄橋)、
白川黒川合流点など、
たくさんの火山・地質遺産+自然や文化的な遺産があることが、
よく理解できました。
立野ダムが建設されようとしている立野峡谷は、
熊本が世界に誇るべきジオサイト(火山・地質遺産+自然や文化的な遺産)であり、
絶対に水没させてはならない。
立野ダムは絶対に建設させてはならないと
再認識することができました。
2/6 高森での阿蘇ジオパーク会議に参加しました。 はコメントを受け付けていません
Filed under 活動報告
2012.1.21 に大津で行われた勉強会にて録画した緒方さんプレゼンテーションです。
PDF版はこちらです。2.1版
http://stopdam.aso3.org/pdf/stoptatenodam20120201s.pdf
Filed under プレゼンテーション
・熊本市長へ抗議文 2011.10.7
http://stopdam.aso3.org/pdf/yobo20111007.pdf
・流域自治体へ要望書 2011.11.8
http://stopdam.aso3.org/pdf/yobo20111108.pdf
・国交省へ要望書 2011.12.1
http://stopdam.aso3.org/pdf/yobo20111201.pdf
・流域自治体へ要望書 2011.12.26
http://stopdam.aso3.org/pdf/yobo20111226.pdf
1/30up:要望書を一括アップしました。 はコメントを受け付けていません
Filed under 要望書
白川の立野ダム計画のトンデモぶりと、逆に際だつ北向山や岩戸峡谷の貴重な美しさを、
熱血小学校教師・緒方紀郎さんがスライドをふんだんに使いながら語ってくれます。
郷土について学び、住民の力で、かけがえのない郷土を守りましょう!
1月15日(日)、午後3時30分から、大津町のオークスプラザにて、参加無料です。
OZUげんき塾運営:大津町まちおこし大学自然環境学科
大津町を自然エネルギーの町にしよう!
第7回講座のご案内
~ テーマ~全プロジェクトの進行状況と今後の展望
●日程実施日1月15日(日)
開講時間午後1時30分~
開講場所オークスプラザ1階研修室3
大津町町民交流施設(オークスプラザ)
http://www.town.ozu.kumamoto.jp/product/sisetsu/okusu.html
●内容
① 全チームからの報告&提案合戦(1:30 ~3:20)
「光・水・バイオ・風」の各チームリーダーから現在の進行状況と今後の展望について報告していただきます。この機会にチームの枠を越えて、有用な情報、建設的な提案、そしてヒラメキ(!)を出し合い、協力し合って活動のスケールを大きくしましょう。
私たちの初心「大津町を自然エネルギーの町にしよう!」を現実のものにするために。
② 特別講座“立野ダムと白川の自然”(3:30~4:30)
立野ダム計画は立案後30年経った今でも生きています。
白川流域や上井手、下井手が大津町の自然エネルギー生産地として重要な存在であることから、今回特別に、ダムの実体と大津町に及ぼす影響について基礎学習会を企画しました。講師は「川辺川を守る県民の会」でも活躍しておられる熱血小学校教諭、緒方紀郎さんです。
大津町民すら知らない北向山や岩戸峡谷の自然も、謎の石橋も、スライド上映で見ることができますよ。どうぞお楽しみに!
次回・次々回講座のご案内
第8回:2月12日(日)午後1時30分から、オークスプラザにて実施予定。
テーマは“大津町の新・自然エネルギービジョン”です。
第9回:2月19日(日)午後1時から、オークスプラザにて実施予定。
テーマは“自然エネルギー事業実現へチームバイオマスの挑戦”です。
ご連絡・お問い合わせ:090-3986-4795(げんき塾・野村)
1/6up: 1月15日(日)大津町を自然エネルギーの町にしよう!第7回講座。全チームからの報告・提案合戦 & 立野ダムと白川の自然 はコメントを受け付けていません
Filed under イベント
緒方です。
月曜日から3日間にわたり、
「立野ダムと白川流域の自然を考える県民の会(準備会)」で、
立野ダムに関係する8つの白川流域の自治体をすべて回り、
要望書提出と話し合いを行いました。
事前にアポが取れなかった西原村と菊陽町は、総務課の窓口への提出でしたが、
ほかの6自治体は担当者に要望書を提出し、
パソコン、プロジェクターを持ち込み、
立野ダム問題のプレゼンテーションを行った後、
話し合いを行いました。
各自治体の担当者の方も、
南阿蘇鉄道と同じ高さまでつくられるダムの規模や、
水没する立野峡谷や北向山の原始林、
穴あきダムは土砂で埋まり、下流の川を長期間濁すこと、
ダムは「想定外」の災害には役に立たないこと。
最大の「受益地」であるはずの熊本市の心臓部で
堤防整備が進んでいないことなど、
はじめて知られたことも多かったようで、驚かれていました。
今回の説明に使ったのとほぼ同じプレゼンテーションを
このホームページで見ることができます。
http://stopdam.aso3.org/pdf/StopTatenoDam.pdf
3日間にわたる活動で大変でしたが、
大変意義のある活動ができました。
以下、活動記録です。
12月26日(月)
○熊本市役所前の早朝ビラ配り
○9時大津町役場 副町長ほか5名
○11時南阿蘇村役場 総務課長ほか2名
○13時阿蘇市役所 建設課長ほか2名
12月27日(火)
○10時熊本市役所 副市長ほか3名
○13時高森町役場 総務課長ほか2名
○15時西原村役場 総務課窓口に提出
○15時半菊陽町役場 総務課窓口に提出
12月28日(水)
○11時熊本県庁(13階1301会議室) 土木部河川課の皆さん4名
要望書提出
Filed under アクション
「立野ダムと白川の自然を考える県民の会」の本体チームが、
関係する自治体に“立野ダム建設中止の要望書”を提出します。
●12月26日(月)7:30熊本市役所前で立野ダム問題チラシ配り
9時大津町役場
11時南阿蘇村役場
13時阿蘇市役所
●12月27日(火)7:30熊本県庁前で立野ダム問題チラシ配り
10時熊本市役所(5階秘書室・副市長が対応)
13時高森町役場
●12月28日(水)11時熊本県庁(13階1301会議室)
です。中島会長やビラを作ってくれた緒方さんが行かれますので、一緒に提出に立ち会ってくださったり、
会って交流を持ったりしていただくのに絶好の機会だと思います。
以下、要請文です。
http://stopdam.aso3.org/pdf/yobo20111226.pdf
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2011年12月26日
熊本県知事 蒲島郁夫 様
熊本市長 幸山政史 様
阿蘇市長 佐藤義興 様
大津町長 家入 勲 様
菊陽町長 後藤三雄 様
高森町長 草村大成 様
南阿蘇村村長 長野敏也 様
西原村長 日置和彦 様
立野ダムと白川流域の自然を考える県民の会(準備会)
連絡先 中島 康 熊本市島崎4丁目5-13
電話 090-2505-3880 FAX
096-354-2966
立野ダム計画および
阿蘇と白川流域の自然保護に関する要望書
~世界遺産登録をめざす阿蘇に、高さ90mの巨大ダムはいりません~
貴職におかれましては、「阿蘇くじゅう国立公園」の豊かな自然環境の保全、日本一の地下水都市・熊本の地下水の保全、そして白川流域の災害対策などに常日頃からご配慮くださっていることに、心から感謝申し上げます。
立野ダムは、白川・黒川合流点のすぐ下流に計画された、高さ約90mの洪水調節専用の穴あきダムです。立野ダム予定地の左岸は国指定の天然記念物である阿蘇北向谷原始林で、「阿蘇くじゅう国立公園」の特別保護地区にも指定されています。立野ダム予定地自体も同国立公園の第三種特別地域に指定されています。立野ダムが建設されたならば、阿蘇北向谷原始林を含む同国立公園の広大な自然環境に致命的なダメージを与えます。北向谷とダム予定地周辺のすばらしい渓谷は、国民の宝です。国立公園内にダムを造るべきではありません。高さ90mのコンクリートの巨大構造物(立野ダム)ができれば、世界遺産登録をめざす阿蘇にとって致命的なダメージとなります。
洪水時の白川の水は多くの火山灰を含みます。白川にダムを造っても、土砂や火山灰で早い段階で埋まってしまうことは明らかです。立野ダム工事事務所では堆砂容量を「検討中」とのことですが、2000年の建設省(当時)の資料では堆砂容量230万m3、ダムの底から50mも堆砂する計画になっています。穴あきダムは大量の土砂をため込み、周辺の山林を荒し、環境に大きなダメージを与えます。洪水が終わった後もたまった土砂が流れ出し、長期間下流の川を濁すことは、川辺川上流の朴の木(ほうのき)ダムの例を見ても明らかです。
立野ダム予定地周辺の立野渓谷は、阿蘇カルデラ内の火山から流下してきた立野溶岩で、冷却によって生じた角材状の割れ目(柱状節理)がよく見られ、巨大ダムを建設するには非常に危険な地質です。また、立野ダム予定地には、国内で地震発生確率の高い活断層である「布田川・日奈久断層帯」の一部である「北向山断層」が通っています。北向山林道を通り、立野ダム本体予定地左岸の地盤を見ると、多くの崩壊箇所が見られます。阿蘇の火山活動や地震などにより立野ダムが崩壊すれば、大津町から熊本市までの下流域は大きな危険にさらされます。
「東日本大震災のような想定外の災害のためにも立野ダムが必要だ」という意見があります。しかし、立野ダムの洪水を貯める容量は、想定した洪水を調節する分しかありません。想定以上の洪水ではダム湖は満水になり、ダム湖に流入した水をそのままダム上部の8つの穴から非常放流することになります。それまで洪水をため込み放流をおさえた分、下流では川の水位が急激に上昇し、非常に危険です。
一方では、熊本市の心臓部とも言える、大甲橋から銀座橋周辺までの右岸側の堤防が整備されておらず、同区間の左岸側より堤防が2m程度低いままになっており、白川が増水する度に土嚢が積まれています。この区間の堤防整備は平成14年策定の河川整備計画に入っているにもかかわらず、10年近く手つかずです。早急に堤防の改修を進めるべきです。
立野ダムは、ダム本体工事や仮排水路工事に着手されていないにもかかわらず、総事業費約425億円のうち平成20年度までに約405億円が使われています。平成23年度評価では、総事業費は当初計画の2倍以上の約905億円に膨れ上がりました。川辺川ダムなどの例を考えるとさらに事業費が膨らむことが容易に考えられます。この財政難の中、許されることではありません。
さて、国土交通省は立野ダム計画で、「立野ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」の2回目の会合を10月14日に開催し、ダム以外の治水対策で複数の方策を組み合わせた治水対策案を県や流域の7市町村に示しました。
今回の「複数の治水対策案の立案及び概略評価による治水対策案の抽出」は、各治水対策案の事業費の内訳や、具体的な事業内容などを明らかにしないまま、トータルの概算事業費で評価しようとするものであり、極めてずさんです。それらを明らかにしなければ客観的な検証はできません。ダム代替案の中に、現在工事中の白川7km400m地点周辺の河道掘削や、改修済みの「十八口堰改修」が含まれていることも不可解です。
次に、立野ダムの白川流域への適用性が「事業の進捗状況を踏まえて」という点でしか検討されていないことも問題です。環境面で重大な影響がある点や、堆砂の問題、地質の問題、想定以上の洪水に対処できない点など、立野ダムの問題点を含めて比較検証しなければ、科学的な検証はできません。また、立野ダムが白川の各地点で何cmの水位低減効果があるのかが明らかにされていません。なぜ中流でも下流でも1mの堤防のかさ上げが必要なのか不可解です。
「ざる田」と言われ高い浸透能力を持つ流域の水田の保全は、治水対策案の組み合わせの対象に入れるべきです。洪水時に流域の水田約55k㎡を対象に15cm雨水をため込めるように畦を高くするだけで約825万m3の容量があり、それだけで立野ダムの有効貯水量と同程度の水を蓄えることができます。流域の水田の高い浸透能力を考えると、立野ダムを大きく上回る治水効果を得ることができます。
県内の1級河川でダムがないのは白川だけです。コンクリートのダムをつくるのではなく、阿蘇の草原を守り、白川中流域の農業を守ることが、白川の治水や熊本の地下水の保全にもつながります。立野ダムは、世界遺産登録をめざす阿蘇と白川流域の貴重な自然環境を破壊することは明白です。立野ダム建設中止を含め以下3点を要望します。
記
1.立野ダム建設の即時中止を国土交通省に要請すること。
2.立野ダム以外の治水対策の早期実現を国土交通省に要請すること。
3.立野ダムの問題点を明らかにし、立野ダム案を含む各治水対策案の事業費の内訳や具体的な事業内容などを明示した上で、治水対策案の立案および抽出をやり直すことを国土交通省に要請すること。
以上
************************************
また、
1月15日(日)、午後1時30分から、「第7回・大津町自然エネルギー講座」の中で
緒方紀郎さんに立野ダムがどんなにヒドいダムかプレゼンテーションをしていただきます。
美しい北向山原生林や立野峡谷、白川中流域の写真もふんだんに使って、
阿蘇山系にとって北向山~白川がどんなに大切な存在か目を開かせてもくれます。
ダム水没予定地に、明治時代に作られた素晴らしい石橋もあるんですよ。とてももったいないです。
場所は大津町町民交流施設「オークスプラザ」です。
地図
http://www.town.ozu.kumamoto.jp/product_sisetsu_okusu
みなさまよろしく!
12/27update: ダム建設中止の要望書”を提出 12/26-28, 1/15 説明会 はコメントを受け付けていません
Filed under アクション