2/2up: 熊本県による白川改修計画説明会 2/4(月)ぜひご参加を!

下記、白川改修説明会にぜひご参加ください。

■熊本県による白川改修計画説明会
●日時:2月4日(月)13:30
●場所:託麻北地域コミュニティセンター
 熊本市東区石原1丁目2-30 電話:096-388-5430

10月に熊本県は住民に対する説明会を開き、白川の県管理区間(小磧橋より弓削町までの9.6キロメートル)の新たな河川改修計画を発表しました。この新たな改修計画を高く評価しますが、吉原町を中心に新たな改修計画に対して疑問を持つ住民が多いのもまた事実です。

平成14年の河川整備計画では、7.12豪雨災害でも浸水した白川橋(高速道路橋)の右岸側(ホシサン醤油周辺)をメインに川幅を拡張することになっていましたが、今回の県の新たな河川改修計画では、白川橋(高速道路橋)から武蔵橋にかけては、左岸側の高さ20m超の崖(河岸段丘)をごっそりと掘削する計画になっています。左岸側は貴重な樹林帯になっており、カワセミやヤマセミなどの貴重な野鳥の楽園となっています。どう考えても右岸側の浸水した箇所の川幅を広げるのが理にかなっているのですが、左岸側の川幅を広げるのは、利権が絡んでいるからだという声も上がっています。他の箇所でも、住民の疑問の声が多く上がっています。

水害被災住民は、立野ダム建設を求めているのではなく、「治水対策」を求めていることは明らかです。12月28日に、当会と水害被災住民が初めて一緒になって要望書を出しました。それに対する県の説明会です。

12月28日に提出しました要望書とチラシを添付します。

県改修要望書2012.12.28
ホシサン周辺改修ビラ

立野ダムによらない自然と生活を守る会
 代表 中島 康 熊本市中央区島崎4丁目5-13
 電話 090-2505-3880 FAX 096-354-2966

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2/2up: 立野ダム予算決定の県への抗議行動 2/6(水)10:30 県庁601会議室


立野ダム予算決定の県への抗議行動は

2月6日(水)10時30分
県庁601会議室に決定。

多くの参加者を期待しています。

問合せは
090-2505-3880
中島さん

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2/2up: 記事・動き出した白川大規模改修 大幅に計画前倒し、短期間で

考・白川 第1部 検証 立野ダム②
動き出した白川大規模改修 大幅に計画前倒し、短期間で

 「氾濫した白川が農地をのみ込み、濁流が数百メートルに
わたって押し寄せた。ぼう然とするしかなかった」。
熊本市東区石原の西島幸二さん(41)は経営する白川左
岸のゴルフ練習揚が約3メートル浸水。当時の被災写真を前
に、無念さをにじませた。
 昨年の7・12豪雨災害を受け、国と県は2016年
度末を目標に、白川流域で大規模な改修に乗り出す。
国の河川激甚災害対策特別緊急事業費423億円に県
の災害関連事業などを加え、総事業費は544億円
に上る。
 甚大な被害が出た同市の龍田地区では、県管理の小
磧橋~みらい大橋区間で、家屋240戸や農地などを
買収。河川の大幅拡幅や河道掘削、築堤などを進める。
特に龍田陳内4丁目は110戸を買収し、蛇行した流
れを大胆にショートカットする。
 「数十年かかる河川改修を一気に進める」と県河川
課。①河川拡幅で水位を下げ、蛇行部分を緩やかに変
更②できるだけ住宅を残し、農地を優先して買収③
コストの縮減④短期間で工事完了―などを考慮して計
画を練り上げたという。
 県は昨年10月、対象地域で事業計画の地元説明会を
開き、買収予定地を公表。線引きには一部の被災世帯
から不満も。対象外となった西島さんは「なぜ浸水し
たのに買収対象にならないのか。住民の要望も聞かず、
納得できない」と憤る。
 一方、温泉街や広範な農地が浸水した阿蘇市の内
牧、黒川一帯でも、白川の支流となる黒川改修が始ま
る。
 県は住宅を堤防で囲む輪中堤や河道掘削、宅地か
さ上げのほか、農地を堤防で囲み、洪水時には水をた
める地役権方式の遊水地を2ヵ所新設する。所有者に
は浸水被害の補償分を含め、地価の2~3割を事前
に支払う。家屋の浸水を防止するとともに、白川の流
量を一時的に減らすのが狙いだ。
 昨年12月14日夜、内牧で開かれた県の黒川改修説明
会。被災住民からは「本当に浸水被害を防げるのか」
と不安も。内牧の自宅が床上浸水した湯浅陸雄さん
(72)は「今ある遊水地のおかげで避難する時間を稼ぐ
ことができた。遊水地や河道掘削など、さらなる対策
を進めて低しい」と願う。
 一連の河川改修は、国交省と県が2002年に策定
した「20~30年に一度の大雨」に対応する河川整備計
画を大幅に前倒すものだ。
 7・12クラスの大雨でも、小磧橋上流の県管理区
間は「家屋の床上浸水をなくす」、下流の国管理区間
も「堤防で越水させない」のが目標だ。
 ただ、計画には河川改修や遊水地とともに「立野ダ
ム建設」(大津町、南阿蘇村)も盛り込まれている。
同省熊本河川国道事務所は「立野ダムが完成してはじ
めて、7・12クラスの豪雨を安全に流せるようにな
る」と、その必要性を強調する。(横山千尋)

【写真】激特事業の工事はこれからだが、現在は国の緊急対策特定区間
で河道掘削削などの工事が進む新代継橋上流の白川右岸=熊本市中央区下通

熊本日日新聞 2013年2月1日

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2・1up:記事・考・白川 第1部 検証 立野ダム① 着手30年改修は進まず 7・12豪雨 繰り返された水害

考・白川 第1部 検証 立野ダム①
着手30年改修は進まず 7・12豪雨 繰り返された水害

 「朝5時半ごろ、新聞配達員から『道路に水が
流れ込み始めた』と聞いた。車を高台に移すよう
住民を起こして回ったが、増水が速く、途中で
動けなくなった車もあった」
 九州北部を襲った昨年7月12日の豪雨。熊本市
北区龍田陳内4丁目の松崎欣五郎さん(77)は、隣
保組組長として走り回った。
 阿蘇地方では土砂崩れで23人が死亡、2人が行
方不明に。熊本市では白川の代継橋の水位が19
53年の6・26大水害後、観測史上最高(6・
32メートル)を記録。堤防未整備区間で氾濫が相次ぎ、
龍田地区は家屋の全半壊約190戸など甚大な被
害を受けた。
 松崎さん宅も床上約2メートルまで濁流に漬かり、1
階の家財道具が壊滅。愛犬も流された。
 「阿蘇に大雨が降れば、水害の危険性がある地域
なのは分かっていたはず」。龍田校区7町内自
治会の井添吉穂会長(73)は治水事業の遅れを指摘
する。    
 白川の歴史は水害の歴史でもある。江戸時代以
降、6・26大水害まで13回の記録が残る。市街部
を襲った6・26大水害は422人の死者・行方不
間者を出し、80年、90年にも死者を伴う水害が起
きた。
 白川は同市の小磧橋より上流を県、下流を国が
管理する。両者は2002年に河川整備計画を策
定。国交省は市街部10・5キロを緊急対策特定区間
として改修し、3月末までに堤防整備区間(9・
1キロ)の7割が完成見込みだ。同省熊本河川国道
事務所は「市街部の改修は緊急性が高く、他の直
轄河川に比べて手厚く予算措置してきた」と強調
する。
 一方、龍田地区を含む県管理区間は小磧橋から
上流1キロの用地取得を進めていた段階。河道拡幅
や築堤は手付かずだった。「改修は下流からが
原則。先に上流を拡幅すれば下流への流れが加速
し、水害の危険性が増す」と県河川課。
 しかし、河川整備の道半ばで「7・12」が起き
た。治水の進め方に工夫はできなかったのか。
 白川上流に計画されている立野ダム(南阿蘇村、
大津町)の問題を指摘する声もある。
 ダムは国交省が1983年に事業普天総事業
費917億円で、3月末までに約426億円がつ
ぎ込まれる。
 建設に反対する市民グループは「これまでに投
じたダム関連工事費を、河川改修に使っていれば
水害は防げた。ダムを優先させた代償は大きい」
と非難する。
 国交省と県は昨年の水害後、国の河川激甚災害
対策特別緊急事業として、白川水系の大規模な
河川改修計画を打ち出した。
 同時に、ダムも動きだした。ダムは用地取得や
家屋移転はほぼ完了しているが、本体工事は未着
工。民主党政権のダム事業見直し対象となり、一
時凍結された。しかし、検証を受け国交相は昨年
12月、事業継続を決めた。政府の来年度予算案には
約28億円の工事費が盛り込まれた。
 龍田陳内4丁目には、あるじ不在の壊れた家屋
が点在する。
 自宅が用地買収の対象になった松崎さんは言
う。「なぜ水害が繰り返されるのか。この歳にな
って、住み慣れた土地を離れることになるなんて
…」    (川崎浩平)
   ◇  ◇
 7・12豪雨を境に、白川への関心は一気に高まっ
た。大規模改修が打ち出される一方で、立野ダム
建設も加速する。治水はどうあるべきか、ダムの
効果、環境や景観、生態系への影響は―。シリー
ズ「考・白川」の第1部ではダム事業を検証する。

立野ダム 国土交通省が白川と黒川の合流地点から
約1.3キロ下流に計画する治水専用の穴あきダ
ム。高さ約90メートル、幅約200メートル、総貯水容量
約1千万トン。本体下部に5メートル四方の三つの
穴を設け、平常時は水をためない。下流域の洪水被害
を軽減するため流量を同ダムで毎秒200トン、上流の
黒川遊水地群で100トンカットする計画。

【写真】県の河川改修計画で自宅が買収対象となった
ため、リフォームを中止した床の間を指さす松崎欣五郎さん
=熊本市北区龍田陳内4丁目

熊本日日新聞 2013年1月31日

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1/31up: 報道いろいろ・立野ダム事業費に28億円

立野ダム事業費に28億円(熊本県)
http://news24.jp/nnn/news8681851.html
国営立野ダムの建設事業費として約28億円が閣議決定され、20
13年度の政府予算案に盛り込まれた。民主党政権下で見直しの対
象となっていた立野ダム事業は、本体工事へ向け動き出す。総事業
費は約917億円で、残りの事業費は約491億円。2013年度
は川の流れを切り替える工事から始まる予定で、その後ダム本体が
着工され、完成までは約10年かかる見通し。

立野ダム建設に28億円余計上
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005168231.html
事業が一時、凍結され、先月、国土交通省が事業継続の方針を決め
ていた白川上流部の立野ダムについて、政府は平成25年度予算案
に建設事業費として28億円余りを計上しました。
南阿蘇村と大津町にまたがる地域に国が建設を計画している立野ダ
ムを巡っては、3年余りに渡って事業が一時、凍結されていました
が、国土交通省は先月、白川の治水対策としてコストや実現性の面
から検証を重ねた結果、ダム事業を継続する方針を決定しました。
これを受けて、政府は25年度予算案に、立野ダムの建設事業費と
して28億3200万円を計上しました。
国土交通省は来年度以降、数年間かけて川の流れを変える工事を行
い、この工事が終わり次第、ダム本体の建設工事に取りかかること
にしていて、ダム完成にはおよそ10年かかる計画です。
また、来年度の建設事業費28億3200万円のうち、5億円余り
は熊本県の負担分となる見通しで、県は来年度の予算の中で対応す
る方針です。

13年度予算案:立野ダム、本体関連28億円 知事「防災対策推進を評価」 /熊本
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20130131ddlk43010508000c.html
 29日閣議決定された13年度政府予算案で、県関係の主な事業
では白川の治水専用「立野ダム」(建設予定地・南阿蘇村)の本体
関連事業費28億3200万円が盛り込まれた。民主党政権のダム
事業見直しで凍結されたが、国や流域自治体が検証し昨年9月に
「早期建設が必要」と結論づけていた。
 事業費のうち国負担は23億400万円。残る5億2800万円
を県が負担する。13年度はダム本体の早期着工へ向け、川の流れ
を切り替える転流工事に着手する。雨量・流量の調査や工事用道路
の建設も継続。約10年後の完成を見込んでいる。
 立野ダムは熊本市など7市町村の洪水被害を防ぐ目的で83年に
事業着手。ダム事業見直しで10年10月、全国82のダム事業と
ともに必要性が検証された。国土交通省九州地方整備局は11年1
月から流域市町村と検討を続け、昨年9月に「代替治水案と比べて
も立野ダム建設が最も有利」とする報告をまとめた。ただ、環境へ
の影響を懸念する市民団体などの反対も根強い。
 蒲島郁夫知事は「公共事業の充実は、大規模災害などを踏まえ防
災対策を進めるためのものと一定の評価をする」とのコメントを出
した。【取違剛】

立野ダム28億円、本体関連工事へ 政府予算案
http://kumanichi.com/news/local/main/20130130002.shtml
 国土交通省は29日、2013年度政府予算案に国営立野ダム建
設事業費として28億3200万円(国費23億400万円)を盛
り込んだ。前年度事業費の約6倍増。国が事業の可否を検証し継続
と判断したことを受け、初めてダム本体関連工事に入る。
 白川の南阿蘇村・大津町間に建設を予定している立野ダムは19
83年に事業着手。民主党政権下でダム事業見直しの対象になり、
09年度以降は「新たな段階に入らない」との方針で、工事用道路
の補修など生活再建事業にとどまっていた。12年度の事業費は4
億7800万円(同4億3600万円)だった。
 総事業費は約917億円で残事業費は約491億円。13年度は、
進捗[しんちょく]率83%(12年3月末時点)の工事用道路の
整備を進めつつ、河川をせき止めて仮排水路トンネルに水を流す転
流工事に着手する。
 国交省は今後の工程として、転流工事(3年程度)を経て基礎掘
削、基礎処理工事を進めた後、ダム本体のコンクリート打設を実施。
完成まで約10年を見込んでいる。
 立野ダムをめぐっては、羽田雄一郎国交相(当時)が昨年12月、
事業主体の同省九州地方整備局の検証結果や外部の事業評価監視委
員会、流域7市町村、蒲島郁夫知事の意見を聴くなどして事業継続
を最終判断していた。ただ、環境への影響を懸念する市民団体など
が建設反対を訴えている。(原大祐)

【写真】水位低下設備を取り付けるための穴をコンクリートのダム
本体に開けるパワーショベル=28日午後、八代市坂本町(石本智)

荒瀬ダム撤去交付金継続 政府予算案
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20130131-OYT8T00017.htm
 政府が2013年度予算案を閣議決定したのを受け、県などは3
0日、主な県関係分を発表した。新規事業としては、ラムサール条
約に登録された荒尾干潟のビジターセンターの建設に向けた調査費
を計上。昨年秋に始まった県営荒瀬ダム(八代市)の撤去について
は交付金が継続された。
 ■ 荒尾干潟
 荒尾干潟ビジターセンターの調査費は500万円。センターは、
干潟の役割や飛来する鳥などを紹介し、有明海全体の自然保護運動
の拠点施設として、荒尾市などが国に設置を要望していた。前畑淳
治市長は「建設実現のため、国への要望を強めていきたい。早速、
建設候補地選定のための検討会を設ける」としている。
 ■ ダム関連
 代替施設を造らないダムの撤去としては全国初の荒瀬ダム撤去事
業については、「生物多様性保全回復整備交付金」として、前年度
と同額の1億円を計上。
 建設中止が決まっている国営川辺川ダム(相良村)関連では、水
没予定地として多くの住民が移転した五木村の振興事業費などで4
億2700万円が盛り込まれた。橋の建設など大規模事業が終わる
ため、前年度比約20億円減となった。
 昨年7月の九州北部豪雨で氾濫した白川の治水効果を狙う立野ダ
ム(大津町、南阿蘇村)には同24億円増の28億円が盛り込まれ
た。
 ■ 水俣病対策
 水俣病対策では142億3200万円を計上。内訳は、水俣病被
害者救済法に基づいて療養手当を給付するなどの総合対策関係費が
同約11億円増の105億8400万円、原因企業チッソの経営状
況に応じて出す支援金が同約17億円増の36億4800万円。
 総合対策関係費は救済対象者の増加を見込み、チッソへの支援金
は今年度中間決算で収益が減っていることに配慮した。
(2013年1月31日 読売新聞)

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1/2 0up: 報道:立野ダム「いらない」 熊本市 市民団体が意見交換

 国土交通省が白川に計画する立野ダム(南阿蘇
村、大津町)に反対する市民団体が19日、熊本市
中央区で集会を開き、環境への影響や穴あきダム
の構造的な問題点について意見交換した。
 「立野ダムによらない自然と生活を守る会」
(中島康代表)が、ブックレット「世界の阿蘇に
立野ダムはいらない」(花伝社、800円)の出版を
記念して開催し、約80人が参加した。
 ブックレットでも指摘した①水没する国指定天
然記念物「阿蘇北向谷原始林」の一部が枯れる②
想定外の洪水には役に立たない③流木などでダム
の穴がふさがるなど―の懸念について、同会事務
局が説明。県立大の中島熙八郎名誉教授が「ダム
計画のために後回しにされた河川改修こそ優先す
べき。流域住民が行政に対して声を上げていくこ
とが重要だ」と訴えた。
 参加者からは「流域住民がダム計画を知らない
ことが一番の問題だ」「白川は県民の財産。河川改
修も含め国と県は説明責任を果たしていない」な
どの意見が出た。(横山千尋)

【写真】出版記念集会で立野ダムの問題点などに
ついて意見を交わす参加者=熊本市中央区

熊本日日新聞 2013年1月20日

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1/15up: ブックレット「世界の阿蘇に立野ダムはいらない」出版記念集会 1/19(土)pm2時 開催

今週末、1月19日(土)午後2時より、
立野ダム問題をまとめたブックレット「世界の阿蘇に立野ダムはいらない」の
出版記念集会を開催しますので、ご案内申し上げます。




会場では、昨年11月23日の北向山・立野渓谷の写真撮影会で撮影された、
写真展も同時開催です。
とても良い写真がいっぱいあります。
是非見に来てください。

立野ダム建設をストップさせるために、ぜひ集会を成功させましょう!
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
ビラを添付しております。
※準備等お手伝いいただける方は、会場に午後1:20に集合してください!

=================================
世界の阿蘇に立野ダムはいらない
出版記念集会
●とき 2013年1月19日(土)
        午後1時40分開場 午後2時開会(4時閉会予定)
●ところ 市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)会議室
          熊本市中央区桜町1-3 電話096-355-5235
●内容 ブックレットの解説とリレートーク(どなたでも発言できます)
    ゲスト 中島熙八郎さん(熊本県立大学名誉教授)
●入場 無料


ちらしはこちら

1/15up: ブックレット「世界の阿蘇に立野ダムはいらない」出版記念集会 1/19(土)pm2時 開催 はコメントを受け付けていません

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1/11up: 立野ダム本体工事向け予算化 概算要求で国交省(熊本日日新聞)

http://kumanichi.com/news/local/main/20130111002.shtml

 民主党政権下でダム事業の見直し対象となり、昨年12月に事業
継続が決まった国営立野ダム建設事業(南阿蘇村、大津町)で、国
土交通省が2013年度政府予算案の概算要求に本体工事に向けた
予算を盛り込むことで最終調整していることが10日、分かった。
 立野ダムは1983年に事業着手。総事業費917億円で、残事
業費は491億円となっている。基礎掘削などダム本体工事は着手
しておらず、民主党政権に移行した2009年以降は工事用道路の
補修などにとどまっていた。国交省は計上額の詰めを急いでいる。
 立野ダムは民主党政権が検証対象とした全国83ダム事業の一つ。
事業主体の国交省九州地方整備局は11年1月から検証作業に着手
し、昨年9月、ダム案が最も有利とする検証結果を提示した。
 同12月、羽田雄一郎国交相(当時)は検証結果や外部の事業評
価監視委員会、流域7市町村、蒲島郁夫知事の意見を聴くなどの手
続きを経て、事業継続を最終判断していた。「国土強靱[きょうじ
ん]化」で公共事業の拡充を打ち出した自民党政権が発足し、前政
権の方針を踏襲する判断をしたとみられる。
 ただ、環境への影響などから一部の地元団体が建設反対を訴えて
いる。(原大祐)

【写真】白川の立野ダム建設予定地を上流側より望む=南阿蘇村、
左は大津町

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1/1up: 熊日~取材前線 立野ダムは必要か 横山千尋(熊本総局)

 民主党政権が代替治水策を含め検証し、継続が
決まった立野ダム建設事業(大津町、南阿蘇村)。
先の衆院選で「国土強靭化」を掲げた自民党が
政権に返り咲き、ダム本体着工に向け事業が加速
する公算が大きくなった。
 ダム予定地一帯は、カーテンのように切り立っ
た「柱状節理」や広葉樹に覆われた美しい渓谷が
連なる。国指定天然記念物「阿蘇北向谷原始林」も
広がり、まさに世界の阿蘇の″玄関□″にふさわ
しい絶景だ。ダムが完成すれば景観は一変する。
美しい渓谷には高さ約90メートル、幅約200メ
ートルの巨大なコンクリートがそびえる。世界遺
産登録や世界ジオパーク認定を目指す阿蘇地域に
とってイメージダウンは必至だろう。
 立野ダムの洪水調節能力は毎秒200トンのカッ
ト。650トンをカットする県営市房ダム(水上村)
よりも効果は小さい。総貯水容量も約1千万トン
と、市房ダム(約4千万トン)の4分の1だ。
 果たして立野ダムは必要なのか―。白川水系の
治水対策を取材すればするほど疑問が膨らむ。ダ
ムの治水効果に比べ、貴重な生態系や自然環境、
景観などダムによって失われる阿蘇の財産があま
りにも大きいからだ。
 7・12豪雨災害を受け、国交省と県は白川水
系で今後5年かけ、総事業費423億円の大規模
対策に乗り出す。河川改修のほか、貯水容量約3
50万トンの遊水池も計画。単純計算では同規模
の遊水地をさらに3ヵ所整備すれば立野ダムの総
貯水容量に匹敵する。
 同省は「ダム案が最も有利」と結論付けたが、
本当にそうなのか。423億円の大規模な白川改
修計画に、立野ダムの残事業費491億円を加え
れば、環境や景観に配慮した代替治水策が可能で
はないか。

熊本日日新聞 2012年12月31日

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12/31up: 12月28日、水害被災住民と白川改修に関する要望書を提出しました。

立野ダムによらない自然と生活を守る会です。

12月28日(金)11時より12時過ぎまで、熊本県庁本館1003会議室にて、
白川の改修計画に関する熊本県知事あての要望書を提出し、意見交換を行いました。
今回、当会と水害被災住民が初めて一緒になって、総勢16名で要望書を出しました。

熊本県議3名(平野県議、松岡県議、西県議)と、熊本市議2名(田上市議、那須市議)も同席されました。
水害被災住民は、立野ダム建設を求めているのではなく、「治水対策」を求めていることは明らかです。

10月に熊本県は住民に対する説明会を開き、白川の県管理区間(小磧橋より弓削町までの9.6キロメートル)の新たな河川改修計画を発表しました。この新たな改修計画を高く評価しますが、吉原町を中心に新たな改修計画に対する疑問を持つ住民が多いのもまた事実です。

平成14年の河川整備計画では、7.12豪雨災害でも浸水した白川橋(高速道路橋)の右岸側(ホシサン醤油周辺)をメインに川幅を拡張することになっていましたが、今回の県の新たな河川改修計画では、白川橋(高速道路橋)から武蔵橋にかけては、左岸側の高さ20m超の崖(河岸段丘)をごっそりと掘削する計画になっています。どう考えても右岸側の浸水した箇所の川幅を広げるのが理にかなっているのですが、左岸側の川幅を広げるのは、某県議の土地が絡んでいるからだという声も上がっています。
提出時の写真を1枚添付します。(手前が県職員)
以下、要望書です。

===================================
                            平成24年12月28日
熊本県知事  蒲島郁夫 様
          立野ダムによらない自然と生活を守る会 代表 中島 康
           7.12水害被災者有志の会
              代表 熊本市東区石原3丁目9-40  西島武継
                 熊本市東区吉原273-3    宮本和隆
                 熊本市東区吉原268      林田真寿夫
           年穂神社  総代              坂口茂弘
           熊本市託麻北校区吉中町内自治会長      林田建一
           日本野鳥の会熊本県支部           田中 忠
              代表連絡先 熊本市西区島崎4丁目5-13 中島康
                    電話 090-2505-3880 FAX 096-354-2966

要望書
 貴職におかれましては、阿蘇くじゅう国立公園と白川流域の豊かな自然環境の保全、日本一の地下水都市・熊本の地下水の保全、そして白川流域の災害対策などに常日頃からご配慮くださっていることに、心から感謝申し上げます。
 さて、10月23日から3日間にわたり、熊本県は住民に対する説明会を開き、白川の県管理区間(小磧橋より弓削町までの9.6キロメートル)の新たな河川改修計画を発表しました。平成14年の河川整備計画では同区間は毎秒1500立方メートルを目標に整備することになっていましたが、今回の計画では熊本市街地と同じ毎秒2000立方メートル以上に流下能力が向上するとのことです。
 この新たな改修計画を高く評価しますが、計画では240戸もの用地買収や大幅な川幅拡張、河道掘削等が必要となります。「住民参加」「環境重視」の河川法の精神を考えても、住民の疑問に対する丁寧な説明が必要となります。国土交通省が平成14年に白川の河川整備計画を策定した際も、計画に住民の意見を多く取り上げています。
 下記3点について、熊本県は説明会を開き、説明責任を果たすとともに、住民 ?が十分納得できぬまま事業を進めることがない様、強く要望します。また、該当地区の詳細な計画平面図、200m毎の河道断面図、河道流下能力算定表(200m毎の地点ごとのH-Q式が掲載されたもの)等を用いた客観的な説明がなされることを要望します。
 説明会開催の日時、場所等について、1月11日までに回答を求めるところです。

      記

1.7月12日豪雨災害で、吉原橋周辺では両岸とも2m以上の浸水被害を受けました。今回の改修計画で吉原町では、その上・下流が川幅を拡張する計画になっていますが、吉原町では川幅を広げずに5mもの河道掘削が行われるとの説明を受けました。吉原橋周辺は河道に土砂がたまりやすい地形となっており、これまでも中洲の土砂を何度撤去しても洪水の度に新たな土砂が堆積しています。河道掘削しても今後の洪水でまた河道が土砂で埋まってしまうことが容易に考えられます。また5mもの掘削は、河川環境へも悪影響を与えます。ここでは白川漁協組合員が簗かけによる漁業を行っており、河川環境に与える影響を考えても掘削は1m程度が限度だと思われます。さらには、5mの河道掘削よりも川幅を拡張したほうが工事費も安くなると考えられます。住民は、吉原町上・下流同様の川幅拡張と河川環境に配慮した土砂のしゅんせつ、河川管理道路の設置、新吉原橋の高さを上げること等を求めています。

2.石原3丁目の白川が右へ大きく蛇行している箇所では、リバーサイドゴルフクラブより上流左岸の川幅拡張が計画されていますが、これでは白川があふれた場合、あふれた洪水がリバーサイドゴルフクラブを直撃することになります。また、旧白川漁協事務所周辺では、目標流量が毎秒1500立方メートルしかない平成14年の河川整備計画時の図面では川幅を拡張することになっているところが、今回の改修計画ではそのままになっています。

3.白川橋(高速道路橋)から武蔵橋にかけては、左岸側の高さ20m超の崖(河岸段丘)を掘削する計画になっています。目標流量が毎秒1500立方メートルしかない平成14年の河川整備計画時の図面では、今回の豪雨災害でも浸水した右岸側(ホシサン醤油周辺)の川幅を拡張することになっていましたが、今回の改修計画では改修されないことになっています。この区間の左岸側の河岸段丘は貴重な樹林帯となっており、多くの野鳥など貴重な生物の生息地となっています。貴重な景観も失われます。左岸の河岸段丘を掘削したほうが、改修費も高くつき、工事期間も長くかかることが容易に考えられます。住民は、左岸側の樹林帯の掘削を極力避け、右岸側の浸水した箇所の川幅を拡張することを求めています。
                                     以上

12/31up: 12月28日、水害被災住民と白川改修に関する要望書を提出しました。 はコメントを受け付けていません

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